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新馬戦の狙い方とは?情報が少ない競馬の攻略方法と楽しみ方! [競馬予想手引書]



JRAでは競走馬が初めて出走する新馬戦をメイクデビューと銘打ってドラマ性をあおっています。
新馬戦は競走馬にとっては生涯で初めて走るレースであり、しかもチャンスは一度だけです。
負ければ未勝利戦にまわることになるのです。
将来の大器を見出す楽しみはあるのですが、馬券の収支という点からはあまり手を出したくないレースであることも確かです。
今回は、新馬戦の狙い方などについてまとめてみました。

1.新馬戦で馬を見る目を養う!


新馬戦への出走馬は、当然ですがレース経験がなく初めての競走となります。
要するに、過去のレース実績から馬の持つ能力を見きわめることができません。
予想の判断材料としてあげられるのは、調教開始時期、調教時計、調教本数などで、これだけではなかなか馬券の勝負は難しいです。
しかし、見る角度を変え、パドックでの馬を見て勝負に臨むには格好のレースではないでしょうか。
馬を見る目を鍛えるとともに、未来のスターホースやクラシックホースを探すなど、勝負をして損はないレースと割り切るのもひとつの手です。
ただし、馬券購入の金額は控えめにしましょう。

2.馬の能力の目安は調教時計!


●新馬戦は不確定要素が多い


新馬戦での出走馬の能力の比較は、調教時計を参考にするしかありません。
速い調教時計を出す馬は、能力が高いと判断できます。
しかし、速い時計を出し能力が高いと思われた馬が、時計が全くでなかった馬に負けることはよくあることです。
これは、新馬戦以外でもいえることなのですが、イレ込み、出遅れ、不利などの不確定要素があるということです。
新馬戦の場合は初めてのレースですので、この不確定要素がさらに大きくなります。

●本馬場(乏コース)で速い時計が出ている


芝のレースに出走する時には、本馬場(芝コース)にて調教時計を出す場合があります。
この本馬場にて5ハロン60秒を切っているならば破格のタイムです。
ですから本馬場で60秒を切ったら能力が高いといってもよいでしょう。
また、62秒台ならまずまずと判断できます。

●調教で速い時計が出ている


芝コースと同じで、速い時計を出せるようであれば、高い能力と判断できます。
また、併せ馬で先着できるようであれば、勝負根性が強いと考えられますので、さらにプラス材料となります。

3.上級クラスの馬の調教時計との比較も参考にする!


●オープン馬と比べても遜色のなかったアドマイヤセプター


馬名/追い切り日/場所・コース/内容

アドマイヤセプター:2010.8.18:函館W:67.9-52.3-38.0-12.3⑤強め

アーネストリー:2010.8.18:函館W:70.8-54.5-40.7-12.2⑦G前仕掛け

2010年8月21日のメイクデビュー札幌(2歳牝馬新馬/芝1500m/14頭)で、2着に7馬身差をつけて勝利したアドマイヤセプターは父キングカメハメハ(日本ダービーなどGⅠ2勝)、母アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯2連覇)という超良血馬です。
函館のウッドコースで追い切られ、67.9秒の好タイムを出していました。
同じ日、同じコースで時計を出したアーネトリー(翌22日のGⅡ札幌記念を勝利)と比較しても速いタイムでした。
ただし、追い方は馬ごとに違うので、あくまで参考程度に考えたいところです。

4.将来性を探るヒント!


競馬はブラッドスポーツともいわれます。
つまり、血統がその馬の潜在能力に大きく影響し、血統のよい馬は生まれた時から大きな注目をあびます。
また、馬体の見栄えがよく調教での動きもよければ、当然ですが新馬戦での期持が高まります。
ですが、関係者がクラシックを狙いにいくような素質馬は中央開催(東京・中山・京都・阪神)の芝1600~1800mでデビューとなることが多く、能力の高い馬が同じレースに集中してしまうのが現状です。
したがって、素質馬が同一レースに集中することから、高い能力の馬のすべてが新馬勝ちできるとは限らないのです。
たとえば2001年~2010年のダービー馬10頭のうち、新馬戦の勝利馬は6頭だけしかいませんでした

まとめ


以上が、新馬戦の狙い方などについてでした。
新馬戦は、調教時計も予想のメソッドですが、血統も重要ですよね。
やはり、良血馬が注目を集めますし期待もふくらみます。
しかし、勝利するかどうかはまた難しいところなのかもしれません…。


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