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フリオーソ産駒の特徴!中央勢と互角に戦った南関東の雄! [種牡馬別産駒の特徴]



2004年に生まれのフリオーソ。
船橋競馬場の所属馬でありながら、カネヒキリ・ヴァーミリアン・エスポワールシチー・トランセンドといったGⅠ馬と互角の戦いを繰り広げました。
今回は、このフリオーソ産駒の特徴について解説します。


1.フリオーソの現役時代


南関東公営を中心に39戦11勝。
主な勝ち鞍は、帝王賞(2回)川崎記念、ジャパンダートダービー、全日本2歳優駿、かしわ記念など、交流GⅠを6勝、交流GⅡを3勝という成績。
フェブラリーステークスはトランセンドの2着。
2007年、08年、10年、11年のNAR年度代表馬です。

船橋の名伯楽、故・川島正行調教師の代表馬で、中央移籍前の戸崎圭太が主戦ジョッキーでした。
オーナーのダーレージャパンは当時、中央馬主の反対もあってJRAの馬主資格が取れず、良血馬を地方競馬で走らせていました。
船橋や大井の中長距離ダートで2歳から8歳まで王者に君臨します。
ほかにも、JBCクラシックの2着2回、東京大賞典の2着2回、東京ダービー2着などがあります。
中央のGⅠは勝てず、2011年フェブラリーステークスは芝スタートのコースにとまどって先行策を取れず、猛然と追い込んだものの2着でした。


2.フリオーソの血統背景


ブライアンズタイムのダートの代表産駒です。

母ファーザは不出走。
半妹にルナフォンターナ(鞍馬S)、半弟にトーセンルーチェ(大井金盃)がいます。

牝系はフランスの名門ファミリーです。
祖母バーヤはフランス・オークス2着。
三代母の全姉は鉄の女トリプティク(GⅠを9勝)、近親に凱旋門賞でオルフェーヴルを負かしたトレヴがいます。


3.フリオーソの代表産駒


・バリスコア(兵庫ジユニアGP3着)
・ホーリーブレイズ
・アッティーヴォ
・トロピカルスパート
・スズカフリオーソ
・テルペリオン
・ガウラミディ


〇特注馬
・トロピカルスパート
早くも二桁人気の連対が2回の爆弾娘。中山ダートの外枠ベスト。重不良のダートもいいです。

・アッティーブオ
芝1200の新馬で2着した後、ダートで2勝。勝ち星はどちらも休み明け2戦目の中1週でした。

・ホーリーブレイズ
サンエムエックス(日経新春杯2着)の近親。ミスプロ3×3で、マクリの利くコース向きと思われます。


4.フリオーソ産駒の特徴


※データは2017年6月まで

〇最適コース
牡/京都ダ1800、中京ダ1800
牝/中山ダ1200、東京ダ1400

〇距離別・道悪
芝10~12 0-1-1/9 D10~13 3-3-0/41
芝14~16 0-1-0/20 D14~16 1-2-1/38
芝17~20 0-0-0/8 D17~19 5-0-2/55
芝21~ 0-0-0/0 D20~ 0-0-0/1
芝道悪 0-1-0/8 D道悪6-2-1/58

〇人気別回収率
1人気離単-135%・複65% 1-0-0/2
2~4人気単-250%・複128% 5-2-2/16
5人気以下-単37%・複37% 3-5-2/154

〇条件別・勝利割合
穴率-33% 平坦芝率-0%
芝道悪率-0% 晩成率--
ダ道悪率-67% 芝広いコース率-0%

〇コース別成績
東京 芝/0-0-0/6 D/1-1-1/33
中山 芝/0-0-0/7 D/3-1-1/45
京都 芝/0-1-0/2 D/2-1-0/20
阪神 芝/0-0-0/5 D/1-0-1/11
ローカル 芝/0-1-1/17 D/2-2-0/26

ダートの良/3勝、ダート良以外/6勝

2017年6月末時点、中央競馬で38頭がデビュー、7頭が勝ち上がり、トランセンドより率は低いのですが、2勝馬の多さならフリオーソです。
地方では、笠松、高知、水沢などで重賞勝ち馬が出ています。
質は高いです。

牡馬はダート1800、牝馬はダート1200の勝ち鞍が中心です。
血統構成だけ見ると、少しは芝馬も出るかと思われたのですが、芝は0勝です。
ダート狙いに徹したほうが賢明かもしれません。
注目点はダートの馬場状態です。
良3勝、稍重2勝、重3勝、不良1勝。
勝率・回収率も重不良が明確に高くなっています。
良のダートで足らずに負けていた馬が、脚抜きのいい馬場で着順上げてきます。
ただし大敗からの一変ではなく、前走3~5着の惜敗馬を狙うのが良いと思います。
長距離で強かった自身の現役時代進こ比べると、産駒はもう少し軽めで、短めです。


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