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牝系ロイヤルスタチュート(Royal Statute)とは!ラムタラの祖ロイヤルスタチュートを解説! [牝系]



ロイヤルスタチュート(Royal Statute)は1969年3月2日生まれのカナダ産牝馬です。
ファミリーナンバーは【22-b】です。
現役時代は8戦して1勝の成績で競走馬を引退しました。
今回は、牝系ロイヤルスタチュート(Royal Statute)について解説します。


1.ロイヤルスタチュート(Royal Statute)の血統!


父:Northern Dancer
父父:Nearctic
父母:Natalma
父父父:Nearco
父父母:Lady Angela
父母父:Native Dancer
父母母:Almahmoud

母:Queen's Statute
母父:Le Lavandou
母母:Statute
母父父:Djebel
母父母:Lavande
母母父:Son-in-Law
母母母:Nina


2.ロイヤルスタチュート(Royal Statute)牝系とは?


ロイヤルスタチュートはラムタラ、プールモアなどを出した欧州の名門です。
直仔のアワーシフ、コナファから大きく血を広げました。
コナファの娘コルヴェヤは3頭のクラシックホースを出した名繁殖牝馬です。

ヘクタープロテクターは無傷の8連勝で仏2000ギニーを制した快足馬です。
日本で種牡馬入りし、タタソールズゴールドカップで日本産馬初の欧州GⅠ馬となった英国のシーヴァ、日本でもキタサンチャンネル、センターライジングなど多くの重賞勝ち馬を出しました。

仏2000ギニー兄弟制覇を果たしたシャンハイも日本で種牡馬入りします。
豪州GⅠ勝ちしたハナズゴールの母の父にその名を見せています。

ボスラシャムは3歳時の英チャンピオンステークスで当時の中距離王ホーリングを撃破しました。
牝馬の枠に止まらない活躍を見せた名牝です。

スノーブライドは2位入線の英オークスを繰り上がりで優勝しました。
産駒ラムタラはデビュー2戦目、約10カ月ぶりの出走だった英ダービーでレコードタイムを59年ぶりに更新。
続くキングジョージ、凱旋門賞も勝って4戦4勝で引退しました。
その後日本で種牡馬入りします。
33億円という破格の値段で取引されたのですが大物は出せず、2006年に英国に買い戻され、2014年に逝去しました。

その他の系統では、2011年にプールモアが仏国調教馬として35年ぶりに英ダービー馬となりました。

日本ではイブキパーシヴ、トレイルブレイザー、フェリシアの3頭が重賞勝ち馬となっています。


3.ロイヤルスタチュート(Royal Statute)の牝系図


Royal Statute牝1969(1勝)
|Konafa牝1973(1勝)
||Proskona牝1981(5勝/ウンブリア賞/セーネオワーズ賞)
|||ノエシス牝1986(2勝)
||||Summer Sonnet牝1991(1勝)
|||||Act One牡1999(5勝/リュパン賞/クリテリヨムアンテルナショナル)
||||イブキパーシヴ牝1993(3勝/クイーンC)
|||||リッターヴォルト牡2004(4勝)
|||||タッパーシヴ牡2007(4勝)
||Korveya牝1982(3勝/クロエ賞)
|||ヘクタープロテクター牡1988(9勝/仏2000ギニー/ジャックルマロワ賞/仏グランクリテリヨム/モルニー賞/サラマンドル賞)
|||シャンハイ牡1989(3勝/仏2000ギニー)
|||Gioconda牝1990(1勝)
||||リリオ牝1995(1勝)
|||||ナインミューズ牝2000
||||||エディン牝2009(5勝)
|||||トレイルブレイザー牡2007(6勝/京都記念/アルゼンチン共和国杯)
||||シーロ牡1997(5勝/リュパン賞/セクレタリアトS/仏グランクリテリヨム)
|||Bosra Sham牝1993(7勝/英1000ギニー/英チャンピオンS/フィリーズマイル)
||||Rosberg牡2001(5勝/プレミアーズS)
||||レーヴドフィユ牝2005
|||グレートサクセス牡1994(4勝)
|||Tapatina牝2001
||||Internallyflawless牝2006(2勝/デルマーオークス)
||Carnet Solaire牝1983(2勝)
|||Beyond the Sun牝1996(2勝)
||||Red Giant牡2004(6勝/クレメントLハーシュターフC)
||Cloelia牝1990年
|||Passinetti騸1996(3勝/サンフアンカピストラーノH)
||Kamaina牝1995(1勝)
|||Kalpita牝2000(1勝)
||||Portus Blendium騸2006(12勝/香港ジョッキークラブC/香港カップ)
|Baederwood牡1975(5勝)
|Royal Stance牝1977
||プライ牝1980
|||イカルスドリーム牡1996(5勝)
||Luhuk牡1991(6勝)
Awaasif牝1979(4勝/ヨークシャーオークス/ジョッキークラブ大賞)
||Snow Bride牝1986(5勝/英オークス)
|||ラムタラ牡1992(4勝/英ダービー/凱旋門賞/Kジョージ6世&QエリザベスS)
|||Abhisheka牝2003(3勝)
||||Aesop's Fables牡2009(2勝/ジャンプラ賞)
Royal Lorna牝1981(4勝/バグッタ賞)
||Lorne Lady牝1988
|||Sunstrach牡1998(4勝/ローマ賞)
|Victoress牝1984(1勝)
||フェルモイ牝1989(2勝)
|||フェリシア牝2002(2勝/フェアリーS)
||Gwynn牝1997
|||Gagnoa牝2005(3勝/ペネロープ賞/レゼルヴォワール賞)
|||Pour Moi牡2008(3勝/英ダービー)


まとめ


以上が牝系ロイヤルスタチュート(Royal Statute)についてでした。
この牝系のラムタラは、日本に輸入される際、かなりニュースになったのを覚えています。
ラムタラは現役時代、英ダービー・キングジョージ・凱旋門賞の大レースを無敗のまま制覇し、4戦4勝の成績で競走馬を引退しました。
この恐ろしいほどの好成績であったことから、高額の取引となり、日本にやってきたのです。
しかし、残念ながら、その産駒は重賞勝利こそあったものの、GⅠ級の仔は現れることなく…。
やはり、日本の馬場に対する適性がなかったということなのでしょうか。
血統は難しいです…。


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