高柳瑞樹調教師とは!高柳瑞樹厩舎の調教方法や特徴を解説!

高柳瑞樹調教師は美浦所属で1975年生まれです。
初出走が2011年で、主な管理馬は2008年の札幌2歳ステークス(GⅢ)で4着と好走したテーオーストームなどがいたほか、現役ではラテラスやロードシャリオなどがいます。
今回は、高柳瑞樹調教師の調教方法とその特徴について解説します。

1.高柳瑞樹調教師の2016年の成績！

2016年の調教師リーディング第53位
勝利数22回/2着20回/3着17回/着外157回
重賞：1戦0勝
芝：72戦3勝
ダート：144戦19勝
勝率：.102
連対率：.194
複勝率：.273
獲得賞金：29,183.4

2.高柳瑞樹調教師の特徴！

開業7年目の高柳瑞樹厩舎は2015年までは勝利記録を毎年更新し、2014年以降は3年連続20勝を達成しています。
2015年1月4日～2015年7月6曰までのJRA16勝は全てダート戦でした。
中央開催の中山で11勝(勝率20%)、東京で5勝(勝率13%)と本場のハイレベルな競馬で好結果を出しており、「厩舎力」の向上を印象付けました。

その全16勝中15勝を「南馬場ウッドコース」調教で挙げており、長距離戦を使う場合に「6F追い」を行うケースもありますが、基本は「4F追い」です。
半マイルから上がり重点に追うので、終いの伸び脚が重要になります。
調教時計は[4F52－53秒台、3F38－39秒台、1F13秒前半]が基準タイムです。
開門、あるいはハロー掛けから20分近く経った時間帯に追い切り、時計以上に負荷を掛けています。

「併せ馬」では優劣を明確につけるので「先着馬」を狙うのがベストです。
体重が軽い「騎手」を活用したときは「馬を動かす」ことで「やる気」を促進させています。

「南馬場ウッドコース」の調教パターンを併せ調教：併せ先着、調教騎乗者：騎手、4F54秒2以内、3F39秒7以内、1F13秒2以内に設定した場合、[9－3－1－13](勝率35%、複勝率50%)と好成績を収めています(データは2015年1月4日～2015年7月6曰)。

また、明治大学馬術部出身の「実践派」らしく、休み明け緒戦からキッチリ仕上げてきます。
2ヶ月以上の休養明けでは[8－5－2－27](勝率19%、複勝率36%)と好結果を残しています。
そのかわり、叩き2戦目(3勝、勝率15%)、3戦目(1勝、勝率7%)と実戦を使い込むと成績が下がる傾向があるので連戦では体調の見極めに注意しなくてはいけません。

3.調教時計を読み解く方法！

調教時計については、以下の関連記事を参考にしてください。

【調教時計を読み解く方法を解説!】
http://g2015graman.blog.so-net.ne.jp/2017-04-03

【坂路調教を分析する方法を解説!】
http://g2015graman.blog.so-net.ne.jp/2017-04-04

4.高柳瑞樹調教師の最近の主な管理馬！

馬名：性齢：馬主：生産者
ロードシャリオ/牡5/ロードホースクラブ/ケイアイファーム
ラテラス/牝5/吉田和美氏/Mrs.Gerald
サクラフローラ/牝6/さくらコマース/谷岡スタット
ロードセレリティ/牡4/ロードホースクラブ/前川正美
エアピザレー/牡6/ラッキーフィールド/社台ファーム
ブランシェクール/牝4/キャロットファーム/ノーザンファーム
トルセドール/牡6/窪田芳郎氏/Cloverleaf
ブレスアロット/牡4/吉田照哉氏/社台ファーム
イダクァイマ/牡5/張一達氏/ノーザンファーム
イザ/牡4/松田整二氏/白井牧場

まとめ

以上が高柳瑞樹調教師の特徴についてでした。
高柳瑞樹厩舎はウッドコースの「4F追い」が基本で、終いの伸び脚が好不調の見極めになります。
今年の高柳瑞樹厩舎は、福島牝馬ステークス(GⅢ)にタマノブリュネットが出走しましたが、成績は残念ながら13着と惨敗しています。