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調教パターンで馬の調子やレースを読み解く方法!ポイントはこれ! [競馬予想手引書]



競馬新聞の調教欄を見るときは、馬券に絡んだときの調教パターンが参考になります。
もちろん、調教は馬の体調に合わせて行われ、目標とするレースによっても変わってきます。(つまりそのレースを、勝ちにいくか・狙ったレースのための調教扱いとするか)
ですが、好走したときと何が同じで、何が変わったのかに気付くだけでもその馬の特徴や調子を見抜くヒントになります。
今回は、調教パターンを読み解くポイントなどについてまとめてみました。

1.いつ追い切ったかを確認する!


●追い切り


レースに向けて時計をとって行う調教のことです。
レースに備えて馬の状態を最高に持っていくための仕上げの調教を最終追い切りといい、レースの直前の水曜日または木曜日の朝に行うのが普通です。

●日にち


調教時計を出した日付です。
その数によってレースとレースの間に何本の時計を出したかがわかります。
また、近走成績欄の前走の日付と合わせれば、前回のレースからどれくらいの間隔をあけて、最初の調教時計を出したかがわかります。
前走の最終追い切りの日付が示されていない新聞もありますが、その場合はレース直前の水曜日か木曜日と考えられます。
(調教時計の読み方については後日別途解説します。)

●金曜追い


なんらかの理由で水曜日か木曜日に最終追い切りができなかったり、満足のいく追い切りができなかった馬が、金曜日にもう一度追い切りを行うことです。
追い切り後の微調整として行われることもあります。

●朝追い


最終追い切りをすませた後、さらに金曜日か土曜日の朝に軽く流す程度の追い切りを行うことです。

●日曜追い


翌週のレースに出走する馬が日曜日に追い切りを行うことです。
最終追い切りではありませんが、ある程度の負荷をかけて時計をとります。

●当日追い


レース当日の朝、脚慣らし程度に軽く走らせることです。
競馬新聞で確認することはできません。

2.気をつけたい調教パターンとは?


●中1週で出走するために時計を出してない


前走と間隔が2週間、つまり中1週のローテーションなら、レース間隔が詰まっているので、中間に時計を1本も出していなくても問題はありません。

●中2週で出走するのに時計を出していない


前走から3週間開けてレースに臨むには、最低でも1本は時計を出す必要があります。
それ以上間隔があく場合は2~3本は出すのが普通です。
間隔があいているわりに時計の本数が少ない場合は、時計を出したくても出せない理由があると疑うべきです。
たとえば前走の疲れが抜けない、かいばを食べない、レース後に体調を崩したなどの理由が考えられます。

●前走から1週間後に時計を出した


レースに出走することは競走馬にとって大きな負担となるため、レース後にガクッと体調を崩す馬もいます。
しかし、体調がよければ疲労は速やかに回復し、レースの1週間後には時計が出せる状態になります。
つまり、次のレースに向けて臨戦態勢に入ったことがわかります。

●調教に騎手が騎乗する


騎手でも助手でも調教内容に差はありませんが、レースで騎乗する騎手が調教をつけることには陣営の意気込みが感じられます。
また、今まで騎乗したことがない騎手が、馬のクセなどを知るために騎乗することもあります。
ただし、現役騎手は体重が軽いので、体格によい助手が騎乗したときよりも速い時計が出る傾向があります。
最終追い切りに騎手が騎乗するとレースが近いと察知してテンションが上がる馬は、助手が騎乗して追い切ります。

まとめ


以上が、調教パターンを読み解くポイントなどについてでした。
今回は、調教パターンの基本と気をつけたいポイントでしたが、具体的な調教方法や調教時計の読み方などについては、後日別途解説いたします。
ご参考にしていただければ幸いです。


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