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牝系ワカシラオキとは!ダービー牝馬ウオッカの祖ワカシラオキを解説! [牝系]



ワカシラオキは1960年4月15日生まれの日本産牝馬です。
ファミリーナンバーは【3-l】です。
現役時代は11戦して3勝、2着1回、3着3回と安定した成績を残し競走馬を引退しました。
今回は、牝系ワカシラオキについて解説します。


1.ワカシラオキの血統!


父:ソロナウェー
父父:Solferino
父母:Anyway
父父父:Fairway
父父母:Sol Speranza
父母父:Grand Glacier
父母母:The Widow Murphy

母:シラオキ
母父:プリメロ
母母:第弐スターカップ
母父父:Blandford
母父母:Athasi
母母父:ダイオライト
母母母:スターカップ


2.ワカシラオキ牝系とは?


ワカシラオキは、1907年に小岩井農場がイギリスから輸入した20頭の繁殖牝馬の1頭である6代母フロリースカップに遡る牝系です。
この一族からはニホンピロウイナー、メイショウサムソン、カツラノハイセイコ、キタノカチドキなど多くの名馬が出ています。
中でもワカシラオキの母シラオキ系は大きく広がる系統で、2冠馬コダマやダービー馬スペシャルウィークなどの名馬の祖となっています。

兄にコダマ、皐月賞馬シンツバメと2頭のクラシックホースを持つワカシラオキは通算11戦3勝という平凡な競走馬だったのですが、直仔に最優秀2歳牡馬ヒデハヤテなど2頭の重賞勝ち馬を出し、子孫も大きく枝葉を広げています。

その中でも最も活躍馬が集中し、近年も勢いを保っているのがローズトウショウの系統です。
シスタートウショウが1991年の桜花賞を無敗で制し、その全姉エナジートウショウの孫にウオッカが出ました。

ウオッカは牝馬として64年ぶりとなるダービー制覇の快挙を達成します。
ライバル・ダイワスカーレットとの名勝負を繰り広げた天皇賞・秋などGⅠ7勝を挙げ、年度代表馬を2度受賞しました。
顕彰馬にも選ばれる歴史的名牝となりました。
現在は愛国で繁殖生活を送っており、シーザスターズやフランケルといった名馬との種付けを行っています。

その他では菊花賞馬マチカネフクキタルらが活躍。

この牝系は、ウオッカの産駒も併せ今後に注目が必要です。


3.ワカシラオキの牝系図


ワカシラオキ牝1960(3勝)
|ローズトウショウ牝1965
||シルバートウショウ牝1970
||トウショウロック牡1971(14勝/ダイヤモンドS/ステイヤーズS)
||グレイトウショウ牝1974(3勝)
|||アテナトウショウ牝1981(2勝)
||||マチカネフクキタル牡1994(6勝/菊花賞)
||コーニストウショウ牝1977
|||エナジートウショウ牝1987
||||タニノシスター牝1993(5勝)
|||||ウオッカ牝2004(10勝/ダービー/ジャパンC/安田記念/天皇賞秋/阪神JF/ヴィクトリアM)
||||スリーアベニュー牡2002(6勝/ガーネットS)
|||シスタートウショウ牝1988(4勝/桜花賞)
|||トウショウオリオン牡1993(6勝/北九州記念)
|||ジェーントウショウ牝1996
||||シーイズトウショウ牝2000(7勝/CBC賞/函館スプリントS/セントウルS)
||マリントウショウ牝1982
|||ニューシラオキ牝1988
||||ヴィンチェンテ牝1995
|リンダセニヨリータ牝1966
||ユウリンダ牝1970(6勝)
|||アサオザン牝1979
||||レディカンカムリ牝1994(9勝)
||ヤマトシャルダン牝1973
|||サンエイソロン牡1978(6勝/スプリングS/NHK杯/京都新聞杯/大阪杯)
|||レイホーソロン牝1983(3勝)
||||サマニベッピン牝1990(8勝/阪神牝馬特別/府中牝馬S/金鯱賞)
|||||ビックリバコ牝2000(1勝)
||||||エーブチェアマン牡2007(5勝)
||||ダンツキッチョウ牡2002(3勝/青葉賞)
|||ゴールドユウマ牝1986
||||ミスズシャルダン牡1995(6勝/小倉大賞典)
ヒデカブト牡1967(7勝/札幌記念)
ヒデハヤテ牡1969(6勝/阪神3歳S/京成杯/きさらぎ賞)
|ヒデシラオキ牝1972(1勝)
||スプリーム牝1979
|||シングルホーク牝1983(1勝)
||||シングルカラー牝1987
||||テイエムダイオー牡1996(5勝/京都ハイジャンプ/阪神ジャンプS)
|||トップペンダント牝1993(3勝)
||||メイケイキララ牝2001
|レーシンググレイス牝1977
||ワイドバトル騸1987(12勝/小倉大賞典)
|クイーンシラオキ牝1982(3勝)
||ダイカツストーム牡1990(4勝/中山大障害春)
||サマーレッド牝1991(1勝)
|||シルバーサーベル牡1996(8勝)


まとめ


以上が牝系ワカシラオキについてでした。
この牝系では、なんといってもウオッカでしょう。
同期のライバル、ダイワスカーレットとの対決は見応えがありましたね。
日本ダービーはウオッカが勝ちましたし、この年代は牡馬ではドリームジャーニーというスターホースもいましたが、どちらかというと牝馬の方が強かったような印象があります。


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