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シャダイソフィアがもし生きていたら?国内最大級の損失? [競馬]



今までの歴史の中では、優秀な輝かしい実績を残しながら、現役時代に故障し、この世を旅立った名馬はたくさんいます。
非常に残念なことであり、その血統が途絶えることを思うといたたまれなくなります。
様々な、名馬が現役時代に逝去した中でも、牝馬である「シャダイソフィア」がもし生きていたら・・・。
ということで、今回は「シャダイソフィア」についてまとめてみました。

1983年の桜の女王!シャダイソフィアとは


シャダイソフィアは、1983年に不良馬場の桜花賞を勝利しています。
そして、5歳(旧6歳)時にも阪急杯を制した一流の牝馬なのです。
その年のスワンステークスで故障を発症して、残念ながらこの世を旅立ちました。



シャダイソフィアの父は大種牡馬ノーザンテースト。
母の父が世界的大父系を築き上げた大種牡馬ボールドルーラーという魅力が存分に詰まった配合なのです。
父にとって、唯一の桜花賞馬でもあったのです。

同期の牝馬、ダイナカールがエアグルーヴを産み、そのエアグルーヴが、後にルーラーシップやドゥラメンテを輩出したように、あの頃の社台グループのノーザンテースト牝駒は、他にも

シャダイアイバー(1979年生、エアジハードなどの祖母)
シャダイチャッター(1980年生、ラブリーデイなどの祖母)
ダイナシュート(1982年生、ラインクラフトなどの祖母)
ダイナアクトレス(1983年生、スクリーンヒーローなどの祖母)
スカーレットブーケ(1988年生、ダイワメジャー、ダィワスカーレットの母)

などその多くが牝系を広げ、名馬を送り出しているのです。

それらの牝馬と比べても、シャダィソフィアの能力と血統は遜色ないものなのといわれていました。

その血統構成から、ディクタスやトニービン、そしてサンデーサイレンスとは間違いなく相性が良かったはずですし、1980年代~1990年代の社台グループにピッタリの牝馬だったのです。

後に輸入され、ベガなどを生んだアンティックヴァリューとは3代母アモレットで繋がる同牝系です。
アンティックヴァリューが子孫にハープスターなどを輩出して、大きく枝葉を広げていることもそれを裏付けられます。

こうして振り返ると、改めてシャダイソフィアを失ったことの大きさがおわかります。
ダイナカール、ダイナアクトレスのように大牝系を築いて不思議ない存在だったのですね。

シャダイソフィアに限らず、未勝利の牝馬が将来の名繁殖牝馬になる可能性は常にあるわけで、1頭の馬の貴重な命により競馬の歴史は大きく変わってしまうこともあるということですね。

自分は思うのですが、能力が高ければ高いほど、馬体にかかる負担は大きくなるわけで、その分、怪我とは背中合わせの状態なのではないかと・・・。
勝利ももちろん大切な事ではありますが、馬体のメンテナンス・馬場・騎乗方法などなど、馬の身体を第一に考えて取り組んでいただくことを願うばかりです。


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