SSブログ

大和田成調教師とは!大和田成厩舎の調教方法や特徴を解説! [調教師/厩舎の特徴]



大和田成調教師は美浦所属で1976年生まれです。
初出走が2011年で、主な管理馬は2015年のヴィクトリアマイル(GⅠ)で3着と好走し2000万馬券の大波乱を演出したミナレットなどがいたほか、現役では2014年のレパードステークス(GⅢ)で2着と好走したクライスマイルなどがいます。
今回は、大和田成調教師の調教方法とその特徴について解説します。


1.大和田成調教師の2016年の成績!


2016年の調教師リーディング第105位
勝利数14回/2着15回/3着15回/着外206回
重賞:6戦0勝
芝:92戦2勝
ダート:156戦12勝
勝率:.056
連対率:.116
複勝率:.176
獲得賞金:25,483.6


2.大和田成調教師の特徴!


美浦坂路は2014年からウッドチップを細かくして、散水量を増やすことで負荷が掛かる状況を作り出しました。
開業7年目の大和田成厩舎は「新生・美浦坂路」を活用することで大躍進してきました。
発出走以来、徐々に勝ち星を積み重ね、2015年は21勝を達成しました。

2015年1月4日~2015年7月6日までの全15勝中13勝を「美浦坂路」調教で挙げており、「坂路マイスター」として名を高めています。

坂路での追い切りは集団での縦列調教が基本スタイルです。
チップの跳ね返りで目が傷つかないようにアイシールドを着用します。
馬体を並べる「併せ馬」の形を取らず、「一列棒状」で走るので調教欄では「単走」表記になりやすいです。

「1番乗り」は開場から1時間近く経った荒れた馬場状態を選択します。
閉場間際に追い切るケースもあり、遅めの時計でも負荷が掛かる時間帯を意図的に選びます。
4F目を14秒台で入り、平均的に速いラップを刻むことで持久力を強化します。

調教時計は[4F54-55秒台、3F39-40秒台、1F13秒台]


が基準タイムです。
「脚色」「併せ馬の隊列」で優劣が明確につくので調子の見極めはしやすいです。
「馬なり」で駆け抜ける脚力があれば好状態と判断できます。

「美浦坂路」の調教パターンを脚色:馬なり、3F42秒9以内、1F14秒0以内に設定した場合、[8-2-3-9](勝率36%、複勝率59%)の好成績を残しています(データは2015年1月4日~2015年7月6日)。

南馬場ウッドコース(6F追い)で追い切る場合も基本方針は変わらず、馬場状態が悪い時間帯を選択します。

「好走時計」も[4F54-55秒台、3F39-40秒台、1F13秒台]


と坂路とほぼ同じです。


3.調教時計を読み解く方法!


調教時計については、以下の関連記事を参考にしてください。

【調教時計を読み解く方法を解説!】
http://g2015graman.blog.so-net.ne.jp/2017-04-03

【坂路調教を分析する方法を解説!】
http://g2015graman.blog.so-net.ne.jp/2017-04-04


4.大和田成調教師の最近の主な管理馬!


馬名:性齢:馬主:生産者
クライスマイル/牡6/小村アセットM/社台ファーム
ファンシーリシェス/牝5/原禮子氏/岡田スタツド
アンプラグド/セ6/いとはんホールディングス/社台ファーム
レッツゴースター/牡5/Basic/佐藤信広氏
プリンセスロック/牝5/吉田和美氏/浦河育成牧場
オメガハイヌーン/牡5/原禮子氏/社台ファーム
ナムライチバンボシ/牡7/奈村信重氏/中前牧場
トミケンキルカス/牡5/冨樫賢二氏/飯岡牧場
プレイヤーハウス/牡5/嶋田賢氏/岡田牧場
ガラドリエル/牝5/ダイリン/谷川牧場


まとめ


以上が大和田成調教師の特徴についてでした。
大和田成厩舎は新生美浦坂路を活用することで大躍進しました。
美浦に革命をもたらした坂路マイスターです。
今年の大和田成厩舎は、愛知杯(GⅢ)にアンジェリックが出走し、8番人気で5着と好走しました。


nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。